彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

俺は薫子を睨み付けた。


「洗濯物なら、あたしが取り込んだわ」


そう言い、薫子が階段の下を指さす。


そこには洗濯籠が置いてあり、中には今朝干した洗濯物が入っていた。


「ねぇ、どうして家に帰ってすぐあたしに会いに来てくれなかったの?」


「言っただろ、俺は課題をしていたんだ」


「……うそつき」


薫子の冷たい言葉が鼓膜を揺るがす。


「人形について調べていたんでしょう?」


俺は薫子を睨み付けたまま動かなかった。


気づいていたのか。


「ねぇ、人形について調べてどうするつもりだったの?」


薫子がゆっくりと近づいてくる。


俺は自然と後方へと逃げる形になった。