彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

フェイスタオルを右肩にグルグルと巻きつける。


そうしている間に今度は痛みを感じ始めた。


ジンジンと熱を持っているように痛む。


脈打つたびに傷口から血が溢れているような気がする。


「くそ……くそ……!」


完全に油断していた。


危機感に欠けていた。


でもまさか、ここまでしてくるなんて思ってもいなかった。


フェイスタオルを3枚使い、止血する。


病院に行った方がいいだろうか?


このまま血が止まらなかった時の最悪の事態を考える。


どうにか立ち上がり脱衣所を出ると、目の前に薫子が立っていた。


まるで道を通させまいとするように、仁王立ちしている。


「どけよ……」