彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

‐燈里視点‐

2人が家を出た後、俺は少し安心していた。


諒が怒るのはわかるが、薫子を怒らせることは危険なことだった。


結果はいいとは言えないけれど、薫子が何か行動を起こす前に2人が帰ってくれてよかったと思っている。


俺はキッチンへ入り、ミネラルウォーターをコップについで一気に飲み干した。


緊張で喉がカラカラに乾いていてんだ。


1杯目をすべて飲んで2杯目を半分ほどコップにそそぐと、それを持ってキッチンを出た。


そのまま自分の部屋へと向かう。


階段を上がりきったところで、部屋のドアが開いていることに気が付いた。


キッチンへおりる時、閉めて出なかっただろうか?


ついさっきの記憶を呼び起こす。


「閉めたよな、俺」


部屋のドアを閉めるという行為は日常的に行っているから、無意識のうちに閉めているハズだった。