彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

☆☆☆

あたしの家は学校からほど近い位置にある。


来た道を学校まで戻るかたちだ。


1人で歩いていると小学生くらいの子供たちの笑い声が聞こえて来た。


そちらへ視線をやると、公園内で遊んでいる姿が見えた。


明るい空の下で無邪気にはしゃぐ子供たち。


「いいなぁ」


思わずそう呟いていた。


元気いっぱいにかけ回る姿はなんの悩みもないように見える。


もちろん、彼らは彼らなりに悩んでいるだろうけれど、それは小さな小さなものに見えた。


あたしは公園を通り過ぎ、歩道橋へと差し掛かった。


階段を上り切り、向こう側へと渡って行く。


今は人通りはなく、下の道路も車の台数が少ない。


時々通り過ぎる車の排気音を聞きながら、下りの階段にさしかかった。