彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

「美奈の言う通り人形をコントロールできるようになったら、燈里はますますお前を見なくなるぞ」


それだけ言うと、諒は体の向きを変えて歩き出した。


あたしはぼんやりとその後ろ姿を見送る。


諒の言葉が胸に突き刺さり、ズキズキとうずきだしている。


「人形に……とられる……」


あたしはそう呟き、ゆっくりと歩き出した。


燈里の笑顔がなくなっても、人形を壊す方がいいのかもしれない。


そんなことを思いながら、自分の家へと向かったのだった。