彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

結音は授業に出たければ出ればいい。


そう思って1人で歩きだしたんだ。


けれど。


タタッと走ってくる足音がして振り向いた。


結音が少し楽しそうな表情を浮かべてついてくる。


『お前もサボる?』


『うん!』


それは2人だけの秘密。


2人だけの時間だった。


屋上へのカギは開いていて、開けると空が広がっていた。


子供の頃秘密基地でこっそり遊んだ時のような、高揚する気持ち。


俺はその時初めて結音の事を好きだと感じたんだ。