彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

しかし薫子はこう答えたのだ。


「いるよ?」


「それ、誰?」


美奈が聞く。


「美奈と諒だよ?」


薫子は不思議そうな表情をして返事をする。


あぁ、そういうことか。


薫子は結音の記憶を持っている。


だから2人が友達だと言っているに過ぎないのだ。


「そういう友達じゃなくて、あなたを作った人とか、あなたが生きていた時の友達とか」


「なに言い出すんだよ美奈!」


俺は慌てて美奈の言葉を遮った。


薫子に直接そんなことを聞いたって覚えているとは思えない。


それに、薫子を怒らせてしまうかもしれなかった。