彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

「こんにちは、美奈、諒」


薫子がニコッと笑顔になって返事をする。


やめろよ……。


2人が俺を押しのけ、階段の隙間を通って2階へと上がって行く。


最悪のパターンが頭をよぎった。


人形は購入者以外にも危害を加える。


その攻撃は目的を果たすためなら容赦しない。


人形は邪魔物をすべて消す。


諒も、美奈も、母親も、父親も……。


そして、結音も、俺も。


「燈里、部屋入るぞ?」


階段の上から諒が声をかけてくる。


その声に俺は3人を見上げた。


美奈、諒、そして薫子。