彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

「あ……あぁ。俺の部屋にいる」


俺はそう言い、2人の前に立って歩いた。


いつもよりもゆっくりゆっくりと階段を上がって行く。


ここまで2人をこさせてしまったけれど、本当に大丈夫なんだろうか?


購入者を殺害するということが一番最悪なパターン。


でも……。


それだけの力があるのなら、購入者以外の人間も殺害できるんじゃないか……?


階段の途中でそんな考えがよぎって、俺は立ち止まった。


「どうしたんだよ、燈里」


諒がそう聞いてくるが俺は答えない。


学校で感じていた嫌な予感。


その正体が今ようやくわかったからだ。


人形が購入者以外の人間に危害を加えないなんて、断言できない。