彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

階段を途中まで下りたところで、2人の話し声が聞こえてきた。


「おはよう」


階段の上からそう声をかけると2人は同時に俺を見上げてきた。


「燈里、早いな」


諒が言う。


「本当ね、今日はなにかあったっけ?」


美奈が首をかしげて聞いてくる。


「いや、なにもないよ。ただ俺が早くついただけ」


そう言いながら3人肩を並べて歩き出す。


2人には言おう。


薫子の事を。


そう思い、ここまで来たんだ。