彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

そのためだろうか?


気が付けば俺は商店街の一番奥の店までやってきていた。


そこまで来て足を止める。


息は上がり、体は熱くなっている。


「燈里……足……早いよ」


薫子が息を切らしながらそう言う。


「ごめん」


謝りながらも俺は薫子を見ない。


目の前には商店街から抜ける大きな道路があるだけだ。


あまりに焦っていたからショップを見落としてしまったみたいだ。


俺はそう思い、方向転換をする。


「薫子、大丈夫か?」


そこでようやく薫子を見た。