彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

『燈里大丈夫? ごめんね、変なたとえ方をしちゃって……』


美奈の申し訳なさそうな声が電話ごしに聞こえる。


俺は気を取り直すように咳払いをした。


「いや、大丈夫。結音にもしそんなことがあったら、俺は生きていけないと思う」


『そう……そうよね。よくわかる』


美奈はそう言い『うん、うん』と自分を納得させるように何度もうなづいた。


『燈里は、結音にもう1度会いたいと願ったりはしない?』


「あ……」


俺は美奈の言葉にようやくピンときた。


1度死んだ人間にまた会いたい。


そう願う人が沢山いる。


その結果彼女人形が生まれた。


そういう経緯があるという事なんだ。


「なるほど、美奈の言いたいことがわかった」


『そう。通じてよかった』


ホッとした口調になる美奈。