彼女人形(ホラー)‐彼氏人形続編‐

ということは、死んだ人間を人形にした。


ということになるのか?


俺の頭は付いて行けず、混乱してくる。


これが本当の事なら、どうして人形の肉体は腐敗しないのだろう。


なにか特別な薬品を使用しているのだろうか。


そう、ホルマリン漬けのような、そういったことを。


そこまで考えて、俺は薫子の甘い香りを思い出した。


薫子は香水などつけていない。


あれは人形どくとくの匂いなんだと思っていた。


でも、もしかして。


ホルマリンの刺激臭を軽減させるために付けられている香りだとしたら?


俺は薫子の肌が紫色に変化し、緑色の斑点が浮かび始め、そのうち肌がどす黒く変色して腐敗していく様子を思い浮かべた。


ズルズルに腐った肉は溶けて床へと落ちて行き、白い骨が赤黒い肉の間から見え始める。