「ねぇ、雪音はまだ市原先輩のこと、諦めてないの?」 「…諦めてないよ。というより、諦めたいけど諦められないの。」 わたしの想いはいつにたったら消えるのだろう。 1度も話したこともない。 目が合ったこともない。 あの人が卒業して1年と1ヶ月。 1度も見かけてもない。 それでもわたしの想いは消えないし、 それどころかどんどん想いは強くなる。 私の想いは今も、これからも、きっと消えない。