放課後になり、紗記と一緒にファミレスへ向かった。 行く途中、心臓がバクバクうるさかった。 「あ、美音ちゃん!こっち!」 ファミレスに入ると海斗君と大夢君は来ていた。 『ごめんねっ!遅くなっちゃった。』 「全然平気(笑)」 「てか、男は普通、待つもんだし?」 海斗君に ね? と言われて、首をかしげながら言われて、子犬が頭に浮かんできた。 海斗って、犬っぽい。 そう、密かに思った。