―もっと、刺激的な恋を。―

私の名前は加藤玲奈（カトウレイナ）。

高校３年生。
性格はサバサバして男の子みたいって言われてる。

確かに、あたしは面倒臭い事はササッとやっている。

あたしの夢は家族が欲しい事。

みんなと同じように生まれてきたのにどおして
あたしばっかり･････。

あたしの人生は･････みんなのように上手くいかなかった。

どうして、私だけがこんな不幸にならなければならなかったのかな？

もし、お父さんが浮気をしなければ変わっていたのかな？

あの時に友達とケンカしなければいじめにならなかったのかな？


私が３歳の頃はお父さんとお母さんと弟がいた。

ごくごく普通で幸せだった。

みんなでご飯を食べて笑って過ごす。

この幸せがいつまで続くと誰もが思った。

でも、それは･････続かなかかった。

むしろ幸せは･････もう･････無くなり、家族はバラバラに崩壊した･････。

みんな幸せは平等にあるって言うけれど私は無いって思ってる。

もし、本当に平等に幸せがあるなら不幸な人なんていない。

世の中をちゃんと見て欲しい。

会社をクビになったり、いじめがあったり、離婚したり、戦争があったりしないと思う。

私の人生が変わったのは３歳の頃。

ある日、お母さんとお父さんがお母さんの実家に連れてきてくれてた。

お母さん『またすぐに迎えに来るからいい子で待っているんだよ？』


お父さん『じゃーな！いい子にしてろよ？』

私は意味が分からなくて、ずっと泣いていた。

その日、おばあちゃんが言うには泣き疲れるまでずっと泣いていたらしい。

それから毎日おばあちゃんに
『ねーね！お母さんまだこないの？』

おばあちゃん『あともう少ししたら来るかな？』

『えーーー。やだっ。やだっ。待ってられない。』


それから15年間は何も両親とは連絡が無く、
『あー。私って両親から捨てられたんだな。』
って思いました。

そんなある日テレビを付けているとお父さんの名前がニュースに載っていた。
内容は浮気相手の自分の子供を施設内で友達とボコボコに殴ったそうです。
それと、お父さんは3X人かの人と浮気をしたそうです。
もともと、うちのお父さんさんは短気ですぐキレ、殴ってくるような人だった。
そんなお父さんが私は許せなかった。
お母さんにも手をあげて、自分の子供にも手をあげる人…