奇病患者特別治療施設

隼人の部屋を出た後。

ああは言ったものの、なんの根拠もないのだ。

治し方もわからない。

聞いたこともないことだらけ。

わかってるのは全員悩み持ちってことだけ。

もしかしてそれを、消せば良いのだろうか?

そう簡単には、行かないだろうけど。


今日も最終便のバスで家に帰る。

ゆっくり揺られて、彼の人生を考えながら。



俺の脳内に、陽が指しつつあった。