ピピピ_____
「ん…」
「渢華ー、もう朝よー。学校遅刻しちゃっても知らないんだから!」
…………
「んっ…もう朝か…。ねむっ」
「渢華ーー!!!?早く起きなさーーい!」
「はーーぃ、もう起きてますよ…うるさぃんだから」
私、羽山 渢華。高校2年!
まぁ、ふつーの女子高校生です
学校もすごく楽しいし、充実してるって自分では思ってます。
恋は…んー。興味なぃんです。笑
まっ、今は恋より友情がイイんです!
あっ、そんな事より準備しなきゃ!
「ママ、おはよう」
「あっ、起きたのね。早く朝ご飯たべなさい」
「はーい。」
ピンポーン
げっ!やばっ!もぅ来ちゃった?!
「あら、もう来たわよ?渢華、制服着……」
「今急いで制服着てるーーーーーー!!!、」
やばいやばいやばい。
制服は着終わったけど髪がボッサボッサ!
早くなおさないとーーー。。
よしっ!これでオケ!
ガチャ
「ご、こめん!佑磨!おはよう!」
「おはよう。ってかお前どんだけ待たせんだよ」
「ご、ごめんって!寝坊しちゃって…」
「寝坊って…小学生かよ」
俺、上條佑磨。高校2年。
普通の高校生で、、…実は暴走族。
まっ、この事まだ渢華には言ってねぇーけど。
別に言う必要はねーし。
だから言わない。本人も気付いてないっぽいしな。
あぃつの鈍感っぷりは誰にも負けないからな〜
気付くはずがねぇーや。
まっ、気付かれたら気付れたで別にいーけど。
…………
「佑磨〜、今日一緒に帰れる?」
「なんで?」
「ぃや〜、テスト勉強…」
「あー、お前1人で勉強できねぇーんだよな。」
「そ。だから勉強教えてよ!お願い!」
「残念ながら、そんなに俺は心優しい方ぢゃないんで!ムリ!ってか放課後はいつも無理っていってんじゃん。」
「えー、、なんでよー。ってか何でいつも
放課後は付き合ってくんないのよ!」
「いや、別にどーだっていーだろーが。
お前が気にする事じゃねーし。」
「ぃやぃや知りたいんだよ!
ぬぬっ。まさか…彼女とのお約束?」
「は。お前アホか。彼女とか今は興味ねぇ。
つか、もう他人の領域に入ってくんなよ。」
「っっ、そんな言い方……」
「ん、何か言ったか?」
「ぃや、なんでもない…」
「そ。」
佑磨はいつもこうだ。佑磨の事、幼馴染だし。いろいろしってるけど、、
このことは教えてくれない……
なによ。他人の領域って……
確かに他人だけどさ…。幼馴染にも言えない事なの?…
もーーー。ムカつくー。あんな奴、もうほっとくんだからーー!
ガラガラ____
「おっ!渢華〜おはよう」
「渢ちゃーん、おっはよ〜‼︎」
「2人ともおはよう!!」
この2人は私の親友!
華(はな)はフワフワって感じのオーラがすごいって学校ではある意味人気な人!
華那(かな)は私達の中では1番お姉さん的存在!
すごく、しっかりしてて、なんとも言えない
クールっぷりですな。
こんな2人だけど、すごく友達想いで優しい子なの。中学時代から一緒にいるから大の仲良し。
相談もずっと乗ってもらったり、のったり!
本当に大切な存在なの。
あっ!あとね!私達3人は、名前に''華''って字が
入ってるの!すごく運命感じる!!
って、……そんな事より先生来ちゃうな。
席戻ろっと。
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ____
「1限目数学なの…?まぢ最悪」
「羽山さん、数学苦手なの?」
「あっ、うん、数学は嫌いだよ」
「そっか。俺得意な方だから授業と放課後
教えるよ!」
「えっ?いーの?うれしい!」
「うん、全然構わないよ。俺でよければ!」
「ありがとう!」
はぁ〜‼︎ 隣の席の神谷君、すんごく良い人なんだよな〜。誰かさんとは違って!
いいもん!神谷くんに数学教えてもらうことになったし!
絶対、佑磨見返すんだから‼︎
あぃつ勉強しないくせに頭はなにげ良いし。
そーゆータイプ本当っムカつく!!
佑磨なんかに絶対絶対ーーー!負けない!!
よしっ!頑張んなくちゃ!!
数学の授業は神谷君に教わったりして何とかできた。案外できれば楽しいかも。
「渢華〜、2限目、自習だから抜けなーい?」
「おっ!自習なの!いーよ!抜けよっ!」
「なーになーに、渢ちゃんと華那抜けるの?」
「うん!ってか華も抜けるわよ。私達と!」
「おっ!喜んで抜けまーす!」
「アハハ、華、喜んで抜けるのー?」
「うん!だって私、2人とも好きだもん!」
「華はいつも楽しそーでいいな。」
「えー?華那も楽しーでしょ!私達といて」
「あぁ、楽しいよ」
「んぢゃ、2限目始まるから早く抜けよー!」
