『スターダスト』


膝を抱えて
天井見つめて
何時かの僕らを思い出してさ

吐き出した息の白さに
少しだけ胸が弾んだんだ

早く此処へ落ちておいで
狭いとこだけど
きっと悪くはない世界だよ

あちらこちら
行き交いながら降り注ぐ
無数の光のその下で

僕だけは君を待っているから

割れた天窓
流れ込むのは乾いた空気
ひび割れた指で色を掬って
約束の印に僕は描いた

真っ白なキャンバスに
星の降る夜を

君だけに分かる色で

眩いほどのスターダストを