「楓…一体どこに行くつもりなのかな」
だんだんと不安になる気持ち。
「大丈夫」
那美はそう言いながら私の肩をポンッと叩いた。
角を曲がった楓の姿を見失なわないように早足で角を曲がろうとした瞬間…
「あ…」
楓と見たことのない女の子が二人で立っていた。
二人は待ち合わせでもしていたかのように、そこから人混みへと消えて行った。
私はただ呆然と立ち尽くした。
「莉子?」
那美に声をかけられた時はすでに涙が頬を伝っていた。
また…
またこれ…?
もう、こんな想いするの嫌だったのに…
楓だけは違うって思ってたのに。
絶対に私を不安になんかしないって…
信じてたのに。
だんだんと不安になる気持ち。
「大丈夫」
那美はそう言いながら私の肩をポンッと叩いた。
角を曲がった楓の姿を見失なわないように早足で角を曲がろうとした瞬間…
「あ…」
楓と見たことのない女の子が二人で立っていた。
二人は待ち合わせでもしていたかのように、そこから人混みへと消えて行った。
私はただ呆然と立ち尽くした。
「莉子?」
那美に声をかけられた時はすでに涙が頬を伝っていた。
また…
またこれ…?
もう、こんな想いするの嫌だったのに…
楓だけは違うって思ってたのに。
絶対に私を不安になんかしないって…
信じてたのに。



