「あのね、 あたしこの前すごく いい曲見つけたんだっ! 今の季節にピッタリな曲。 敦志に聞かせたくて、 ケータイに保存してたの、 今思い出してさっ」 ・・・・そう。 敦志に朝ごはんを作ることを 手伝ってもらって、 そのちょっとしたお礼のつもりで、 ある曲をダウンロードしていたのだ。 「すっかり忘れてたあ」 「へえ~。聞いてみたい」 にっこり笑う敦志。 「ちょっと、待っててね!」 敦志にそう告げて、 リビングにあるケータイを 取りに行った。