「唯に、言ってなかったっけ。」 お母さんは思い出したように、 相槌叩いて話し出した。 「この人は、昌紀先生の一人息子の 敦志(アツシ)くんよっ♪ ついでに唯の3コ上だから、 お兄ちゃんってことになるわね!! 仲良くしなさいね~」 「えっ。 そんなの聞いてない。 大体先生に子供いるなんて、 知らなかったし・・・・ ましてやそれが男なんて!!! 早く言ってよ、ソレ!!!!」 「あたしも知らなくて、 最近知ったのよ~。 だから、ゴメンっ☆」 「ゴメンじゃない!!!」