「だーかーらーよォー、この國の城主連れてこいっつってんだろォー?」
ナキが騒がしい広場に着いた時、まず耳に入った言葉だ。
ニタニタと笑いながら巨漢が大きな斧を肩にトントン、としながら一人の老人に聞いていた。
「ジジイ、なに変な奴に絡まれてんだよ・・・・」
驚き。最初思ったことはそれだった。
巨漢が絡んでいる老人は、ナキに勉学を教えている翁であった。
ナキは、親しみと嫌味を込めてジジイと呼んでいる。
「おい、何があったんだよ・・・・」
近くにいた男に聞こうもただ、怯えていて話しができぬ状況だった。
男だけではなかった。
誰もがカタカタと怯えて顔が青くなっている。
異様だ。何故そこまで怯えている。
別に自分が脅されているわけではないのに
嫌な予感が当たりそうで嫌な雰囲気だ。
「ですから、只今城主様は遠出をしとりまして不在でございます」
あのジジイはしれっといつも通りの口調で何を阿呆な事を言ってんだ?
城主なんて居ないだろう?
なのになんで・・・・そんなこと言ってんだよ
ナキはただ呆然とその光景を見た。
何で、翁が城主が居るものとしてあの巨漢に話しているのか。
そんな要らんモノになんの価値がある!?
ただ、
そう叫びそうになるのを必死に抑えた。
ナキが騒がしい広場に着いた時、まず耳に入った言葉だ。
ニタニタと笑いながら巨漢が大きな斧を肩にトントン、としながら一人の老人に聞いていた。
「ジジイ、なに変な奴に絡まれてんだよ・・・・」
驚き。最初思ったことはそれだった。
巨漢が絡んでいる老人は、ナキに勉学を教えている翁であった。
ナキは、親しみと嫌味を込めてジジイと呼んでいる。
「おい、何があったんだよ・・・・」
近くにいた男に聞こうもただ、怯えていて話しができぬ状況だった。
男だけではなかった。
誰もがカタカタと怯えて顔が青くなっている。
異様だ。何故そこまで怯えている。
別に自分が脅されているわけではないのに
嫌な予感が当たりそうで嫌な雰囲気だ。
「ですから、只今城主様は遠出をしとりまして不在でございます」
あのジジイはしれっといつも通りの口調で何を阿呆な事を言ってんだ?
城主なんて居ないだろう?
なのになんで・・・・そんなこと言ってんだよ
ナキはただ呆然とその光景を見た。
何で、翁が城主が居るものとしてあの巨漢に話しているのか。
そんな要らんモノになんの価値がある!?
ただ、
そう叫びそうになるのを必死に抑えた。
