コツコツと足音が聞こえる これはほかの誰でもない彼のもの、だ。 あぁ、またか… 小さくため息をはいて、冷静を装う 独りじゃなくて、よかった。 今日は客がいる。 2人になるのはなんとか避けたいものだ がちゃり…と扉がひらいていく