少女は、娼婦の女に声をかけた

「………こんばんは」

少女の声はどこまでも通るかのような声をしていた


「……?…っあ
ラウナちゃんじゃない
どうしたのこんな夜中に」

娼婦の女は、昼間によく話し掛けてくれるお姉さんだった

「眠れなくて…夜中の散歩中なの
お姉さんこそどうして夜中にいるの?」