「あっ、」
「?」

どうしよう!
すっかり忘れてた………!!

「ついでに!歴史の本とかも何か見てない?」
「は?歴史………?」

急に焦り出した私を怪訝な顔で見つめながら、ふと白戸君が気付いたようにあ、とこぼした。



「聖徳太子」