真っ黒な髪と、
他の男子に比べると華奢な体、
身に纏う雰囲気が何より好きで。



性格も、何も分からずに図書館で寝ている君を好きになったんだ。

貴方は優しいって、思ったから。



「このコーナー」

ぴたっ!と白戸君が止まるので、背中に顔をぶつけそうになり、慌てて止まった。