私達だけの図書館

声が聞こえて振り返って見ると、蒼ちゃんが帰って来たみたいだった。

「あっ、蒼ちゃん!お帰り。あのね、聖徳太子なんだけど、」
「何で、白戸とまさ、っ遠野まで………⁉︎」
「やー、なんかさー。あれこれあって。文句は空に」
「ええ⁉︎………………………蒼ちゃん………?」

蒼ちゃんの顔は真っ青で、どうして。なんで。とぶつぶつ呟いている。

蒼ちゃんの視界に私も理江ちゃんもいなくて、
ただーーーーーーー


「………久しぶり。蒼ちゃん」


遠野君を見ていた。