「面っっっっっ白い‼︎‼︎‼︎」



家にか帰り、学校で読んだ部分から早速読み始めたが流石如月先生というべきか、どんどん読み進めてしまった。
そして読み終えてしまった。

これは白戸君に超感謝だ。
ますます如月先生のファンになった。

それに………
折角白戸君から借りたんだもん。
良かったら少し返す時にでも話したい。そう思うのは変なのかな………。

本を貸して貰っただけで、
相手からすればなんでもないことなのにちょっと自惚れている自分がコワイ。






「あー、もう、恋って辛いなぁ」

呟いた声は階下の母の声で消え去った。