「おはよっ」

次の日の朝、学校に行く時はやはりにやけてしまってて。
それは教室に着いても同じだった。

ぽんっと後ろから軽く肩を叩かれ振り向くと、親友の牧理江がにっこりと笑っていた。

「理江ちゃん、おはよー」

理江ちゃんはツヤのある髪の毛を後ろで1つに結んでいる。

スポーツができて、
姉御肌で、
男女どちらとも話せる人気者。

自慢の親友なんだ!