うさぎとおおかみ。

ピンポーン


ついにこの時がきた。
前と違って遠慮がちにインターホンを押す。

ちなみに他の3人は近くにある自販機の横から隠れて見てる。


…なんかこれから告白する女子みたいだな、僕。


『…はい、宇佐神ですが』

拓海「ふわっ!?」

『!?』


ビックリした、インターホンから宇佐神さんの声がした。
前いきなりドア開いたから、てっきりやってくるのだと思ってたから。

っそうだよな、普通はインターホンから返事するよなっ!


拓海「あのっ、この前悠真くんたちと一緒にきた、川原拓海ですがっ!宇佐神玲央さんはいらっしゃいますか!?」


『…



いません。』





拓海「あ、そうですか…。…って、その声、宇佐神さんだよね?」

『…!!』