部屋に入った瞬間ドアに押しつけられる。
強引で乱暴な口唇が私に触れた。
比呂くんと私の初めてのキス。
「待って比呂くん…シャワー…」
「待てない」
靴を脱ぎ捨て追いつめられるようにベッドに倒れこむ。
…怖い。
でもここで怖がったら比呂くんはやめてしまう。
バレないようにしなきゃ…

「沙耶…ごめん…」
「…え?」
「もう止められない」
強引な愛撫。
イタイ…痛いよ…カラダも…ココロも…
痛いよ…比呂くん…
「いくぞ。沙耶」
「待…っあぁ…っ」
彼が入ってくる。
初めてなんかじゃないのに涙が出た。
「沙耶…?お前もしかして…」
「違う。だから…やめないで…」
「…っ」