片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

席に座っていると、タイミング良くまた別の店員がやってきた。



「コーヒー1つと、ケーキ1つ。……明香里は何にする?」



聖が慣れた感じで注文するから焦りだす私。



「え、えっと……」



その様子をみて笑い出す聖。



恥ずかしすぎる……。



「……同じでいいです」



結局こうなってしまった。



いつもそうだ。



なかなか決められない主義で、家族と来た時も遅いって怒られる。



「はい、分かりました。……それから」



なんて言って店員さんは笑顔で続ける。



「今日はサービスデーですので、カップルの方は半額という事なんですがよろしいですか?」