片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

「ありがとうございましたー」



店を出る時、店員の声が聞こえてきた。



こういう時、いつも私は嬉しくなる。



何か物を買ったという満足感に浸っているからだと思う。



特に今日だけは別格かもしれない。



好きな人が隣にいるんだもん。



やっぱり一味違う。



「このキーホルダーどこにつけようかなー」



「俺は学校のカバンにしようかなー」



なんて話し合う。



これは夢かな?



ちょっと気になって頬を引っ張ってみる。



頬に痛みを感じた。



やっぱり現実なんだ。



嬉しくて踊り出したい気分。