「これでいい?」
そう言って、聖が私の目の前に差し出したのは、2つのキーホルダー。
くまの人形で、色はピンクと青。
「え? なんで2つもあるの?」
まさか2つも買ってくれる訳ないよね。
もしもらったとしてもおそろいのなんていらない。
あ! どっちがいいか選べってことか。
そう解釈して、
「ピンクがいい!」
って言った。
そうしたら聖は一瞬不機嫌そうな表情になった。
かと思えば急に笑顔になって。
「これは、俺と明香里のおそろいのキーホルダーにしようと思ったんだけど?」
「え!?」
びっくりして変な声が出た。
「え、だって香恵ちゃんは……」
そう言って、聖が私の目の前に差し出したのは、2つのキーホルダー。
くまの人形で、色はピンクと青。
「え? なんで2つもあるの?」
まさか2つも買ってくれる訳ないよね。
もしもらったとしてもおそろいのなんていらない。
あ! どっちがいいか選べってことか。
そう解釈して、
「ピンクがいい!」
って言った。
そうしたら聖は一瞬不機嫌そうな表情になった。
かと思えば急に笑顔になって。
「これは、俺と明香里のおそろいのキーホルダーにしようと思ったんだけど?」
「え!?」
びっくりして変な声が出た。
「え、だって香恵ちゃんは……」

