片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

私は聖の背中を見送りながら、しばらくぼんやりと椅子に座っていた。



私、聖と香恵ちゃんの恋を応援するみたいな形になってるじゃん……。



学級委員になんでなっちゃったんだろう。



まあくじで決まったわけだけど。



ならなかったら、聖から相談される事もなかったのに。



それに、私が最初から間違えてたのかもしれない。



相手には彼女がいるのに、少しは希望を持とうなんて考えるのがいけなかったんだ。



聖は香恵ちゃんの事で真剣になって考えてるのに。



私が入る隙間はないって事が痛いほどわかる。