片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

「……明香里、ありがとな!」



後ろから声がした。



私の大好きな声。



思わず涙ぐむ。



でも私はもくもくと前を向いて歩いた。




少しでも振り返らないように。




私のしている事は正しい事だって思えるように。



聖が私にしたキスの本当の意味は分からない。



だけど、これでいいんだ。



想いも告げない。
聖に向かって弱音も吐かない。



最後まで私は聖に尽くす。



いつまでも笑っているために。



それだけが全てだ。