恐る恐るそう返事をした。


ふとインターホンを見ると、カメラが付いていた。


……あ。


もしかしたら、言わなくても分かってたかな。


何だか照れくさい。


少し下を向く。


「……明香里か。ちょっと待ってて」


そういうなり、音がぷつっと切れた。


あーあ。


ほんとに懐かしい。
休んでなかった時も、私が意識してたからあんまり喋ってなかったし。


喋ること事態が新鮮でドキドキしてしまう。


私は真っ直ぐにドアを見つめた。