片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

でも私のそんな切実な願いは届かなかった。


聖は翌朝も、その次の日も学校に来なかった。


さすがに不安になってきた。


先生が言ってた。


聖の家と連絡がつかないらしい。


聖の休む日が近づくにつれて、どんどん不安は募っていくばかりだった。


こうなると事故にでもあったんじゃないか。


そんな考えが浮かんでくる。


……そんな事はないと思うけど。


でも気になって仕方がなかった。


聖……。


今、どこにいるの?


隣の席に向かって呟く。


【俺は大丈夫だよ……】


そう言ってくれる事をどこかで期待している自分がいる。


大丈夫なのかな。


このまま一生来なかったらどうしよう。


って変な考えも浮かぶ。