片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

なんだ。


珍しい偶然もあるんだね。


私、今日頑張ろうと思ってたのに。
そんな時に限って休んでるなんて。


ほんと……。


ついてないのかな。


ふう。


軽く息を吐いた。


告白は延期にするしかないよね。


――もう一度隣の席を見る。


いつもいる聖が居ない。


そう考えただけで、胸が苦しくなって。
なんだか遠くに行ってしまいそうで。


ポカリと空いた席が目立って、それがまた切なげだ。