片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

その瞳は真っ黒で。


純粋な瞳で私を見つめてくる。


「どうしたの?」


美咲があまりにも何も言わないので問いかける。


そしたら――。


「……うふっ」


え?


慌てて美咲の顔を見ると、そのぷっくらした唇があがっていて。


にやついている様な笑っている様な……。


さっきまで泣いていたのに、その豹変っぷりに驚いてしまう。