片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

「明香里は俺だったら嫌だった?」



聖が私の顔を覗き込んでそう言った。



「……ううん、嬉しい」



「よかった~」



嫌な訳ないじゃない。



私、今最高に嬉しいんだよ。



期待しない方がおかしいと思う。



ねえ、何で気づかないの……。



切なさと嬉しさで胸が詰まる。



そんな優しい笑顔で私を見ないで。



心臓が破裂してしまいそうだから。



何だかおかしいの。



心が軽くなったようで。
私も恋していいのかな?



そんな風に思えてくるんだ。



本当は心のどこかでいけないって分かっているけど。



でもそんなの関係ない。
そう思ってしまう自分がどこかにいる。