私達は観覧車乗り場へと移動する事にした。


ここからは2分ぐらいかかりそうだ。


それぐらいこの遊園地は広いってことだ。


「手繋ご」


「うん」


拓人の手を握りしめる。


とても温かい。


外は寒いのに、私の体だけ熱いのは全部拓人のせい。


でも嬉しいな。


こうしてデートして、手繋いで。


今まで彼氏出来たことないから、やる事全てが新鮮でドキドキで。


拓人といると、何もかも忘れられて幸せな気分になれる。