片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

「あ、お母さん! もう私行かなくちゃ」



それを聞いて、お母さんも慌てたようで。



「ちゃんとハンカチ持った? 髪の毛といたの? バッグ持った? あ、もう出ないといけないんだよね? 大丈夫なの?」



あまりの質問攻めに圧倒される。



もう子供じゃないんだから。
言われなくても大丈夫なのに。



「いってきまーす」



靴を履いて扉に手をかける。



「あ、ちょっと待って」



「ん? なに?」



「あま~いデート、楽しんできてね」



……!



耳まで真っ赤になる。



なによ、お母さん。
私急いでるのに、そんな事わざわざ言わなくてもいいじゃん。



「じゃあ行ってくるから」



そう言って家を出た。