片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

頭がくらくらする。



言われる事は何となく想像してたけど、それでもいざ目の前で言われると恥ずかしい。



ふと聖とのデートの事を思い出した。



聖の顔が近くになった時のあの感覚に似てる……。



顔から火がでるような、ドキドキした感覚。



「……うん。こちらこそよろしくね」



拓人君は驚いて目をまんまるにした。



自分でも驚いた。



自然と言えた事が。



「え、ほんとにいいのか?」



嬉しそうな驚いたようなそんな声に思わず笑った。



「ほんとだよ。拓人君いい人だもん」