片想いの距離~声が聞きたくて~【修正中】

私が戸惑っていると、拓人君が私の背中に抱きついてきて――。



え…!?



なにこれ。
嘘でしょ?



急だったので、頭が真っ白になる。



それと同時に、拓人君に抱きつかれてるんだという事を意識すると、顔が真っ赤になった。



なんで、こんな事……。



私、今まで男の人に抱きつかれる事なんてなかったのに。



拓人君はしばらく私を離すのをやめなかった。



「拓人君?」



拓人君の表情は見えないけど、寂しそうなそんな感じが伝わってくる。