私の心が狭いのかな。




あの時、笑顔で一緒にプレゼントを選んであげた方がよかったのかな。




走る足を止める私。




もう体力も……心もボロボロだった。





今になると、いいすぎたかもしれないって思えてくる。




ごめんね、聖?




勝手に私の気持ちぶつけて。




聖は何も悪くないのに。




傷ついてるよね。




私って何も後先の事考えないで。




すぐ聖に当たって。




本当にごめんね……。




――




明日謝ろう。




ひどい事言ってしまったんだもん。




私のせいで台無しにしてしまったんだから。




やっぱり私が悪い。




ちゃんと目を見ていえるかな……?




『大丈夫だよ』




心の自分が返事をしたのが分かった。




「……そうだね」




誰もいない場所に向かって、ぽつっと呟いた。