どれくらい時間が立ったのだろう。
ふと目を開けると、外はすっかり暗くなっていた。
「あぁぁぁぁぁぁああああ…。やっちゃったぁ……。」
思いっきり寝てしまった。
なんたる醜態……!
「っと……。お腹減ってないし、お風呂入ってすぐ寝よ。」
まだ寝んのかよ。
って思った人!!
仕方ないでしょ!?バイト忙しいんだから!
「あれ。アヤノは……。」
くるっと辺りを見回すもアヤノの姿はなかっ……「ぼくは、ここだよ」
声がした方を見ると、私の後ろにいた。
「ごめん。小さくてわかんなかった。」
「おいっっ!」
軽く漫才をして、私はお風呂へ向かう。
「ぼくも!!」
「…………………ハァ?」
「スミマセン、ナンデモアリマセン。」
「わかれば宜しい。」
ニコッと笑みを浮かべてピシャリとドアを閉めた。