「あの…どうかしました?」 困ったように訪ねてくるぶつかった男の人。 「ご、ごめんなさい…!なんでもないです!」 私は慌てて言った。 初対面の人に「貴方がかっこよくてみとれてました//」 …なんて言えない。 「その制服…もしかして俺と同じ学校?」 呟くように男の人が話しかけてくる。 「あ、そうみたいですね。私、編入生です」 「へぇ〜。編入生…ね」 な、なんだか、さっきと態度が違うような…。 「そ、そうですよ」 「もしかして道に迷ってんの?」