アンダーワールドの戦い

夢遊病のように、ふらり、と桜に向かう。

不意に、後ろを振り返る。

扉が無かった。

もう、戻れないのか。

ライも何処かに行ってしまった。

絶望が、アリスを飲み込んだ。

アリスは、桜の根元まで歩いて行き、ストン、と腰を下ろした。

目を閉じ、眠りに堕ちた。

夢を見た。
アリスから、ライが離れていく。

「僕は王の息子だ。
君のような親も居ないような下卑た奴といるつもりはない」

「ラ.....ライ!」

どんどん、ライは離れてゆき......


ガーーーーーーーーン!

突如、豪雷が降り注いだ。

そして、アリスを貫いた。

その瞬間、アリスは目を覚ました。

いつの間にか眠っていたらしい。

だが、なぜか死の恐怖が肉迫していた。

それだけは、感じていた